店舗のご案内

縁鹿庵の趣

縁鹿庵歴史散歩 〜吉田麓をひもとけば〜

島津七十七万石・薩摩藩には百を超える外城がありました。その一つがここ吉田麓です。石垣とイヌマキの生垣、武家門、時を超えた温もりに潤うひととき。

藩政時代、郷士(きょうし)たちの日頃は田畑の仕事に精を出し、有事の際は戦う武士となりました。小春日和の縁側、静かな語らいの聞こえる床の間座敷、かまどには煮炊きの湯気。目を閉じれば郷士たちの息遣い。なつかしい暮らしの横顔がかいま見られます。そして仰ぎ見る庭の木々に見つける季節の趣。私たちが忘れかけている、豊かな刻を求めて。

縁鹿庵歴史散歩 縁鹿庵歴史散歩 縁鹿庵歴史散歩

店内のご案内

4名様個室

4名様の個室です。ゆったりと足をのばせる掘りごたつのお席で、窓を開ければ竹林が望めます。和モダンな雰囲気で若い方にも好評です。


洋室横の座敷

10名様の個室です。床の間がある昔ながらのお座敷に、掘りごたつのお席。ご家族やご友人と、家で寛いでいるように和気藹々とお愉しみいただけます。


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日本庭園の眺めを愉しめるお部屋には、長時間の着席に配慮して椅子を配したお席をご用意いたしました。庭に咲く季節の花々を愛でながらゆっくりとお過ごしください。


奥の和室

裏庭の竹林からさやさやと流れる風が清々しいお座敷です。最大20名様までの貸切も可能で、各種ご宴会や慶事、弔事のお集まりにお使いいただけます。


生け花 生け花 生け花 生け花

玄関、床の間、窓辺など店内の随所に、週替わりで生け花を配しております。季節や節目ごとに花の和洋の織り成す彩を愛でていただければ幸いです。四季の息吹とともにそばの香りをお愉しみください。

 


悠然として南山を見る

「悠然として南山を見る」

田園詩人と呼ばれる陶淵明の『飲酒二十首』の中の言葉です。
「結廬在人境、而無車馬喧。問君何能爾、心遠地自偏。
采菊東籬下、悠然見南山。山氣日夕佳、飛鳥相與還。此中有眞意、欲辨已忘言。」

〜簡訳〜

人里の庵でも、心が俗世から遠のけば辺境の庵となる。菊の花を採り、ゆったりとした気持ちで南山を眺めると、美しい夕暮れ、ねぐらへ帰る鳥たちの姿。このさりげない風景に言葉では言い表せない人生の真の姿がある。


衆善奉行

「衆善奉行」

仏教で釈迦以前に存在した6人の仏に釈迦を含む7人の仏が共通して説いた教えをまとめたとされている『七仏通誡偈』の中にある言葉です。

「諸悪莫作  衆善奉行  自浄其意  是諸仏教」

〜簡訳〜

諸々の悪いことをせず、良いことを行いなさい。
そうして自らの心を浄めていくこと、これが諸仏の教えである。